高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.32 関係代名詞の what


こんにちは。

こんな英文を見つけました。

(1) Happiness can be defined, in part at least, as the fruit of the desire and ability to sacrifice what we want now for what we want eventually. (The 7 Habits of Highly Effective People / Stephen R. Covey / Free Press / 2004 / Page 48)

*happiness : 幸福 ←happy 幸福な ( hap : 偶然、幸運 + y : 〜 でいっぱいの、〜 でおおわれている)
*define : 定義する ← ラテン語 definire 境界を画する、定義する
          ← de : 完全に、全く ( ← 〜 から下へ、底まで、すっかり ) /
finire : 境界を定める、定義する ← finis : 境界、終わり
*define A as B : A を B と定義づける、A を B として定義する
 → この as には、「 as の前後をイコールで結ぶイメージ ( 英文法は語源から学べ / 2025 /
渡部雄太) 」があります。
*in part : 一部、( 完全にそうだとは言えないが ) ある程度までは
*at least : 少なくとも、最小でも、最低でも
*in part at least : ( 完璧な定義ではないかもしれないが、完全に真実ではないかもしれないが )
 少なくとも、ある程度までは
*fruit : 果物、果実 / the fruit(s) of 〜 : ( 仕事や活動等 ) の成果、良い結果
*desire : 強い願望、欲望、desire to + 動詞の原形 : 「 〜 したいという願望 」
← ラテン語 desiderare あこがれる、熱望する
( de 〜 から + sidus 星 : 「 星がもたらすものを待つ 」)
*ability : 能力、ability to + 動詞の原形 : 「 〜 する能力 」
*sacrifice : 〜 を犠牲にする ← ラテン語 sacrum ( 聖なるもの、犠牲、いけにえ ) +
 facere ( する、つくる)
*sacrifice A for B : 「 B のために A を犠牲にする 」
*eventually : ( いろいろな事が起きた後で、しばらく時間が過ぎた後で ) 最後には、結局は

Happiness can be defined, in part at least, as 〜 の部分を見ていきます。

can ( できる ) と know ( 知っている ) は語源が同じです。( c..n ≒ kn..)
この can は、「 可能 ( 性 ) 」をあらわす「 できる 」です。
can は助動詞ですから、後ろには必ず 「 動詞の原形 」が続くので、
can be になっています。

can be defined の be defined という形は、「 be 動詞 + 過去分詞 」ですから、
受動態 ( 〜 される ) です。

Happiness can be defined, in part at least, as 〜 は、
「 幸福は、少なくともある程度までは、〜 として定義されることができる 」です。

次に、the fruit of the desire and ability to 〜 のところですが、
the desire and ability to 〜 は、「 〜 したいという願望と、〜 する能力 」であり、
「 〜 するという願望と能力 」です。

sacrifice what we want now for what we want eventually のところで、
二つの what は、「 もの、こと 」という意味を中に含む関係代名詞です。

what we want now という「 節 ( 主部+述部を含む語群 ) 」が、
一つの意味のまとまりになっていて、「 私たちが今欲しいもの 」です。

what we want eventually という「 節 ( 主部+述部を含む語群 ) 」は、
「 私たちが最終的に欲しいもの 」です。

sacrifice what we want now for what we want eventually で、
「 最終的に欲しいもののために、今欲しいものを犠牲にする 」です。

the fruit of the desire and ability to sacrifice what we want now for what we want eventually
の部分は、
「 最終的に欲しいもののために、今欲しいものを犠牲にするという願望および能力の成果 」です。

( 1 ) の試訳 : 幸福とは、少なくともある程度までは、「 最終的に欲しいもののために、今欲しいものを犠牲にするという願望および能力の成果 」と定義することができる。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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