高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.5 過去完了形


こんにちは。

こんな英文を見つけました。

(1) His head was caked with blood that had dried quickly in the searing heat. (雑誌 TIME)

head は体の「首から上の部分」です。
もっと正確に言うと、首の上に乗っている部分です。

「be caked with ~」は、
「(泥や血など、乾燥すれば固くなるもの)で厚く覆われている」ですから、
「His head was caked with blood」で、「彼の頭部には血がこびりついていた」になります。

that had dried quickly in the searing heat」は、blood を説明しています。
この that は、前の blood を指し示しているのと同時に、
that had dried quickly in the searing heat」という語群を
blood につなげる働きをしています。
このような that を関係代名詞と呼びます。

had dried 」という形に注目したいと思います。

dry (乾く) の過去分詞が dried です。
この 「had + 過去分詞」は、過去完了形と呼ばれます。
過去のある時点を「そのとき」とすると、
そのときにはすでに~だった、そのときにはすでに~してしまっていた」
をあらわすのが、
「had + 過去分詞」です。

(1) では、
「そのとき」= 「彼の頭部に血がこびりついていた」時点
「そのときにはすでに血は乾いてしまっていた」わけです。

(1) においては、一つの文の中に、二つの過去の出来事が述べられています。
「A 血が乾いた」こと、そして、「B 血がこびりついていた」ことです。
そして、A B の順番で起きたこと、
すなわち、A は B よりも前に起きたことをあらわすために、
A を「had + 過去分詞」で表現して、B を普通の過去形で表現しているのです。

sear は、「高熱で一気に表面を焼く」ことで、
searing は、「(痛みや暑さが) 強烈な、焼けつくような」という意味です。

(1) の試訳:
「彼の頭部には、焼けつくような暑さですぐに固まってしまった血がこびりついていた。」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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