高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.20 倒置


こんにちは。

こんな英文を見つけました。

(1) Nowhere in Europe is there more resistance to eating insects than in Italy.
(出典は忘れましたが、おそらくは、雑誌TIME)

Nowhere in Europe (ヨーロッパのどこにも…..ない) という語句が、
文の先頭に置かれています。
そこで、「 There is … 」(… がある) の部分に倒置が起きて
is there という語順になっています

Nowhere in Europe (ヨーロッパのどこにも…..ない) という語句が文頭にあるのは
なぜでしょうか。
文頭に置かれる語句は、強調される語句だということは言えます。

別の角度から言えば、
先頭の Nowhere in Europe (ヨーロッパのどこにも…..ない) という語句が、
読者の注意を引きつけることによって、
その後に続く語句が強調されることにもなります。

*resistance to ~: ~に対する抵抗、反対、反感、拒絶
← resist: 抵抗する
← (ラテン語) resistere:
re (反対する) + sistere (考えを変えることを拒絶する、しっかりと立つ)

*insect: 昆虫 ← (ラテン語) insectus: ぎざぎざのある、刻み目 (切れ目) がある

eating という形は動名詞といいます。
eat (食べる) の「動名詞 gerund」(動詞の名詞化) です。

動詞: 「~する」→→ 動名詞:「~すること
*eat (食べる) → eating (食べること)

eating insects は、「昆虫を食べること」です。

resistance to eating insects は、「昆虫を食べることにたいする抵抗 (拒絶)」です。

ここの more は、much (多くの、多量の) の「比較級」という形で、
もっと多くのもっと多量のより多くの」という意味です。

more resistance は、「より多くの抵抗、もっと多くの抵抗」です。

than という語は、比較の対象を導く言葉で、「~と比べると」です。

Nowhere in Europe is there more resistance to eating insects than in Italy. において、
than in Italy の部分には、than と in Italy のあいだに、語句の省略が行われています。

than in Italy の部分は、
than (there is much resistance to eating insects) in Italy ですから、
「イタリアで昆虫食に対する多くの抵抗があるのと比べて」です。

(1) は、「イタリアで昆虫食に対する多くの反感があるのと比べて、それよりもさらに多くの (昆虫食への) 反感は、ヨーロッパのどこにも存在しない。」という意味です。

(1) の試訳:
「ヨーロッパにおいて、昆虫食に対する抵抗がイタリアよりも大きい所はどこにもない。」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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