高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.17 部分否定


こんにちは。

こんな英文を見つけました。

(1) Just as not everyone is cut out to be a pilot or a plumber, not everyone needs to spend
two or four years studying. (雑誌 TIME)

「Just as + 主語 + 述語動詞」は、
「ちょうど~であるのと同じように / ちょうど~であるように」です。

not everyone という形は、
「あらゆる人が~とは限らない / だれもがみな~というわけではない」をあらわしています。
「~である人もいれば、そうではない人もいる」という意味で、
文全体を否定しているわけではなく、一部を否定しているので、
部分否定 partial negation」と呼ばれます。

*plumb: plumb の最後の b の字は黙字 (silent letter) ですから、発音しません。
 →(垂直線を示すために、ひもにぶらさげた鉛のかたまり。) おもり。
 鉛錘 (えんすい。鉛で作ったおもり。)。

*plumber: (b の字は黙字。) (水道管、トイレ等の工事をする) 配管工、水道業者。

「be 動詞 + cut out to be ~」は、
「~にふさわしい、~に適任である、~に必要な資質と能力がある」を意味します。

not everyone is cut out to be a pilot or a plumberで、
「だれもがみんなパイロットや配管工に向いているわけではない。」という意味です。

not everyone needs のところで、動詞 need に s がついています。
主語が三人称で単数のときに、一般動詞の現在形には s がつきます。

人称 (person) には、以下の三つがあります。
*一人称:話し手。「わたし、わたしたち」。
*二人称:話しかけられる人。「あなた、あなたがた」。
*三人称:「話し手」でもなければ、「話しかけられる人」でもないもの。
     「私 (たち) / あなた (がた)」以外の全て。

everyone は三人称です。

「だれでもみんな」を意味する everyone が、なぜ「単数」の扱いを受けるのでしょうか。

例えば、all boys という言葉は、すべての少年を束ねて、
ひとかたまりにして「すべての少年」を意味しますが、
every boy は、一人一人の少年を意識しつつ、「どの少年もみんな」を意味します。

それゆえに、everyone は単数扱いになります。

everyone が三人称で単数であり、文の動詞があらわす時が現在ですから、
need の後に s がついて、needs になっています。

*need to + 動詞の原形:「~する必要がある」

*spend + 時間 + (on または in) ~ing: 「~することに時間を費やす」、
 「~して時間を過ごす」
  ← この ~ing は、「~すること」をあらわす「動名詞」(動詞の名詞化) です。

この (1) は、「 spend + 時間 + on または in ~ing 」という表現において、
on や in が省かれている形です。

また、on や in が省かれている「 spend + 時間 + ~ing (~して時間を過ごす) 」は、
分詞構文 (~ing は現在分詞) と考えることもできます。

(1) の試訳:「誰もがみんなパイロットや配管工に向いているわけではないのと同様に、万人が勉学に二年とか四年を費やす必要があるわけではない。」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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