高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.13 分詞構文


こんにちは。

こんな英文を見つけました。

(1) The little girl gave a cry of amazement and looked about her, her eyes growing bigger and bigger at the wonderful sights she saw.
(L. Frank Baum / The Wizardof Oz / Puffin Books / P.14 / 1988)

“gave a cry of amazement” の give は、「(動作を)する、(行為を)おこなう」です。
amazement は「非常に驚くこと」ですから、
“gave a cry of amazement” で、「驚嘆の叫び声をあげた」という意味です。

looked about her の about は、
「~のまわりを、~のまわりのいろいろな方向に」です。

growing は grow (だんだんと~になる) の現在分詞です。
「主語 + 動詞 (…), ~ing」という形は、分詞構文と呼ばれ、
分詞構文の「~ing」は、「~して」が基本の意味です。

big の比較級が bigger (より大きい、もっと大きい) です。

bigger and bigger は、「比較級 and 比較級」という形で、
「徐々に程度が増していくこと (gradual increase) / ますます~ (単語の繰り返しによる強調)」をあらわします。
growing bigger and bigger は、「だんだんと (or ますます) 大きくなっていって」です。

(1) の文全体の主語は、先頭の The little girl です。

しかし、分詞 growing の主語は、The little girl ではありません。
「ますます大きくなって (growing bigger and bigger) 」の主語は、
「彼女の目 (her eyes)」です。

このような場合、her eyes を分詞構文の意味上の主語と言います。

her eyes growing bigger and bigger は、
「彼女の目はだんだんと (or ますます) 大きくなっていって」です。

at the wonderful sights she saw の at は、原因をあらわしていて、
「~を見て、~に反応して、~によって」です。

the wonderful sights she saw のところですが、
she saw (彼女が目にした) という「節」(←文の一部を成し、「主部+述部」を含むもの) は、
前にある sights (風景、光景) という名詞と密接に結びついており、
接触節 (contact clause)」と呼ばれます。

「接触節」の歴史は古く、何世紀ものあいだ使われてきた形です。

「接触節」の she saw は、sights を修飾していますので、
the wonderful sights she saw は、
「彼女が見たすばらしい光景」という意味になります。

(1) の試訳:
「その少女は素晴らしい光景を目にして、ますます目を大きくしながら、
驚嘆の叫び声をあげて周囲を見渡した。」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




 




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