高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.19 関係代名詞の what


こんにちは。

こんな英文を見つけました。

(1) By dividing what has to be learnt – for instance, reading and writing – into suitable stages, every stage can be made agreeable to the average child.
(Bertrand Russell/ On Education/ Unwin Paperbacks/ 1985/ Page 25)

動詞の原形 + ~ing (~すること) 」を「動名詞」と呼びます。
動詞が、動詞の性質を保ちつつも、名詞になったものです。

by + ~ing (動名詞) 」は、「~することによって」です。

*divide:「分ける、分割する」
→ ing をつけるときには、語の最後の e を除くので、動名詞は dividing です。

By dividing は、「分割することによって」です。

何を分割するのか。

それは、「 what has to be learnt – for instance, reading and writing – 」です。

この what は、「…..もの / …..こと」という意味で、
what という語の中に、 thing (もの / こと) という意味を含んでいます。

この what は、
what has to be learnt という「」(文の一部分で、「主部+述部」を含む語群)
の中では、主語の働きをしています。

ここで、what = the thing (← 先行詞) which (← 関係代名詞) ですから、
この what は、「 thing (もの / こと) という先行詞 ( ← 関係代名詞の前に置かれて、説明される語)」を中に含んでいる関係代名詞です。

what has to be learnt = the thing which has to be learnt です。
*the thing ← which has to be learnt : which 以下の語群が thing を説明します。

has to は、「~しなければならない」です。

learnt は、 learn (学ぶ) の過去分詞です。
to be learnt は、不定詞の受動形 (to be + 過去分詞) です。

what has to be learnt = the thing which has to be learnt は、
「学習されなければならないこと」です。

*for instance: 例えば
*divide A into B (= 変化の結果): A を B に分割する
 into の後ろには、変化した後の結果をあらわす語が置かれます。
*suitable: (特定の目的や特定の機会に) 適切な
*stage: (発達や発展の) 段階
*agreeable + to + : 「誰か」に受け入れられる、
「誰か」にとって好ましい (楽しい、気持ちがいい)
*average: 平均の、普通の、並みの

次に、
every stage can be made agreeable to the average child のところを見ていきましょう。
助動詞は、「助動詞 + 動詞の原形」の形で使われるので、
can be となっています。

can の語源は、古英語 (Old English) の cunnan (知っている) で、
「~の仕方を知っている」→ 「できる」という意味になりました。

be made は、make (~を….にする) の受動態 (be + 過去分詞) です。
「be made ~」~で、「~にされる」です。

the average child のところですが、
この the は定冠詞で、「総称の定冠詞 (generic definite article) 」です。

the average child は、特定の一人の個人を指す言葉ではありません。
the average child は、
「平均的な子供」というグループに属する子供たちの全体をまとめて表現しています。

(1) の試訳:「学習すべき事柄 (例えば、読み書き) を適切な段階に分割することによって、すべての段階が平均的な子供にとって快適なものになり得るのである。」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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