高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.11 強調構文


こんにちは。

こんな英文を見つけました。

(1) It was at three the next afternoon (alarm clock time) that an officer entered the cell:
(以下省略) (Graham Greene, The Tenth Man, Penguin Book, 1985, Page 41)

この文は「強調構文」と呼ばれるもので、
It is A that ~~. 「~~ は、まさに A である。」という形によって、
A の部分に注目を集めるための構文です。

文中の一部分を強調する構文です。

It was at three the next afternoon (alarm clock time) that an officer entered the cell.
という文において、at three the next afternoon (alarm clock time) が焦点になっています。
(過去なので、It was になっています。)

at は、時の「一点」をあらわして、at three で「三時に」です。

「 an officer (将校) が cell (← 文脈の中では「雑居房」の意味で使われていましたが、
ここでは便宜上「独房」と訳します。) に入ってきたのは、at three the next afternoon (alarm clock time) であった。」となります。

この強調構文の特徴としては、上の文において、
It was と that という語句を消去しても英文として成立するという点になります。

*alarm clock time: 目覚まし時計が示す時刻。

alarm は、「危機に際して、あるいは敵を前にしての戦闘命令」を意味する、
14世紀後半の古フランス語が語源です。
フランス国歌の La Marseillaise (ラ マルセイエーズ) の中に、
“Aux armes, citoyens.”(オザルム、スィトゥワイヤン。)という歌詞がありますが、
この現代フランス語の Aux armes (オザルム / 武器を取れ。)という表現にも関係しています。

(1) の試訳:
 「一人の将校が独房に入ってきたのは、その翌日の午後三時 (目覚まし時計の時間) のことであった。」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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