こんにちは。
こんな英文を見つけました。
(1) In the last analysis, what we are communicates far more eloquently than anything we say or do. (The 7 Habits of Highly Effective People / Stephen R. Covey / Free Press / 2004 / Page 22)
*in the last analysis : 要するに / ( 一つの問題の ) 最も重要で基本的な事を要約すると /
最も重要な事を最後に要約すると ← analysis : 分析、注意深い検討、詳細な研究、
( 物質の成分を知るための ) 分析 / analysis の語源はギリシャ語で、「 ばらばらにする、ゆるめる」
are、say、do を斜字体にしているのは、
出典元の本の中で、強調のために字体が変えられていたからです。
文の主部は、what we are という「 節 ( 主部+述部を含む語群 ) 」です。
what we are という節の全体が、まるで一つの名詞のように働いているので、
この what we are は、「 名詞節 」です。
この what は、
「 もの 」「 こと 」という意味の言葉 ( thing ) を中に含んでいる関係代名詞です。
what we are のところですが、
be 動詞の are は、(2) We are ○○○○. 「 私たちは ○○○○ である。」のように、
主語 ( we ) についての情報 ( アイデンティティー、性質など ) を述べるために使います。
(2) の ○○○○ の部分を what にして、節の先頭に持ってくると、
what we are ( 私たちが … であるところのもの ) になります。
be 動詞の are が現在形ですから、
what we are は、「 今の私たちの在り方 ( ありかた ) 」
( → どのような人間であるのかということ ) です。
*communicate : ( 情報などを ) 伝達する、伝える、知らせる、共有する
↑ ラテン語 cum ( ~ といっしょに )、communis ( 共通の、共有の )、
communicare ( 共有する、分け合う、伝える)
*eloquently : 1. 雄弁に ( 人前で話す時の表現が巧みで、説得力がある様子 )
← ラテン語 eloqui 話す ← e ( = ex : out ) + loqui ( speak )
= speak out 自分の意見を人前で述べる // 2. 表現 ( 力 ) 豊かに ( 言葉を使わないで、
気持ちや考えをあらわす様子 )
what we are という「 名詞節 」は、単数扱いですから、
communicate は、三人称・単数・現在形になり、語尾に s がついて、
communicates となっています。
more eloquently は、eloquently ( 雄弁に ) の比較級で、
「 もっと雄弁に、より雄弁に 」という意味です。
far は、比較級を強調する語で、「 はるかに、ずっと 」です。
more eloquently という比較級の後に続く than ~ は、
「 ~ と比べて 」という意味です。
anything we say or do の部分ですが、
we say or do という「 節 ( 主部+述部を含む語群 ) 」は、
直前の anything を修飾しています。
*anything ← [ we say or do ]
このような節を「 接触節 contact clause 」と言います。
肯定文の anything は、
「 ( どれを選んでもいいので、) どれでも、何でも 」を意味します。
anything we say or do の意味は、
「 私たちが言ったり、おこなったりすることは何でも ( どんな発言や行動でも…) 」です。
(1) の試訳:「 要するに、人の在り方 ( ありかた ) は、どんな言葉や行動よりもはるかに雄弁に情報を伝えるのである。」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高校レベルの英文法:教科書よりも原書で No.30 関係代名詞の what
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