こんにちは。
こんな英文を見つけました。
(1) The government is doing its best to get a complete picture of the damage and taking measures while putting people’s lives first. (The Guardian / July 11, 2023)
*government: 政府 ← govern (国や国民を) 統治する、政治的に支配する
← ギリシア語の「船のかじをとる」が語源。
is doing という形は、「 be 動詞 (am/ is/ are) + ing 形」で、
「動作の途中」(~している途中である) をあらわしていて、現在進行形と呼ばれます。
do は、「する」ですから、is doing で、「~している途中である」です。
its は「それの = 政府の」ですから、
The government is doing its best で、
「政府はそれの (= 政府の) 最善を尽くしているところである」という意味です。
「The government is doing its best to + 動詞の原形」で、
「政府は~するために最善を尽くしているところである」です。
*complete: (欠けた部分がなくて) 完全な
*picture: 心に描く明確なイメージ、実際に見えているかのような鮮明なイメージや像
*damage: 損害、被害
to get a complete picture of the damage は、
「その被害の完全なイメージを得るために」です。
*take measures: measure とは、
「 (特定の目標を達成するための) 公的な行動 (政府の行動) (official action) 」。
take は、「 (何かの行動を) とる、おこなう」です。
The government is doing its best to get a complete picture of the damage and it (= the government) is taking measures と言うのではなくて、
同じ言葉の繰り返しを避けて、
and の後ろの「 it (= the government) is 」を省略しているわけです。
taking measures のところですが、
「 (政府は) 対策を講じているところである 」です。
*while: 接続詞。「 (~する) あいだに、(~している) あいだに 」→
二つの事柄の同時進行をあらわす。語源は、古英語の hwile (長短に関係のない、ある期間)。
*people’s lives: people は「人々」です。語尾に「 ‘s 」が付いて、所有格になるので、
people’s は、「人々の」です。lives は、life (生命) の複数形です。
*put ~ first: ~を最優先する、~のことを他のことよりも重要であると考える
while putting people’s lives first のところですが、
while の後ろに、it is (= the government is ) という語句が省略されていますので、
while ( it is ) putting people’s lives first です。
「(政府は) 人命を最優先していると同時に」という意味になります。
文全体の主な「節 (主部+述部を含む語群) 」のことを、「 主節 main clause 」と呼びます。
(1) の主節は、The government is doing its best to get a complete picture of the damage and taking measures になります。
次に、(1) の後半部分ですが、
「 while ( it is ) putting people’s lives first 」という「節 (主部+述部を含む語群) 」は、
単独では完全な文を成すことはできません。
主節に従属している節なので、「 従属節 subordinate clause 」と呼びます。
(1) では、主節の主語 (The government) と従属節の主語 (it = the government) が同じです。
さらに、従属節の述部に be 動詞が使われています [ while ( it is )…]。
このような場合は、従属節の中の「 主語 + be 動詞 」の部分、
すなわち、it is を省略することができます。
(1) の試訳:「政府は人命を最優先しながらも、被害の状況を完全に把握しようと全力を尽くしており、対策を講じているところである。」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
